前回の「取得までの流れ」において、
【1】文書化
【2】社内運用と監査
【3】審査申請
【4】審査の受審
というお話をしました。
準備期間という観点で、補足します。ただ申し訳ないのですが、この期間はコンサルタントの指導を仰いだという前提です。コンサルタントを使わずに自力で行った場合は相当な期間がかかると言われていますが、ここではあくまでコンサルタントを利用した場合をお話します。ご了承下さい。
コンサルタントの指導を仰いだという前提で、
本日は、「ISO取得までの流れ」について、お話します。少し細かく難解なお話かもしれませんが、具体的な準備の流れですので、ご理解いただければ幸いです。
簡単に概略を説明しますと、以下の流れです。
【1】ISO規格に基づいて、経営目標を達成するための社内の業務の進め方のルールを「品質マニュアル・・・ISO9001の場合」もしくは「環境マニュアル・・・ISO14001の場合」として明文化(文書化)する。
【2】明文化されたル-ルに基づいて社内運用し、社内監査を実施する。
【3】ISOは第三者認証ですので、審査機関(JIPDECなど)に審査申請し、審査機関の書類審査・現地審査を経てISO認証書が付与されます。
もう少し詳しく説明しますと・・・・
前回ISOを有効活用している事例企業を紹介しました。
今回は、切り口が少し違いますが、超零細企業のISO取得事例を紹介します。
ズバリ、「たった2人の会社」です。
古い話で恐縮ですが、2000年3月に当社の指導先である「A社」がISO9001を取得しました。従業員数2名、世界最小規模での認証ということで当時読売新聞に大々的に紹介されました。現在では、ISOを武器に業容も拡大し、地場企業として大変頑張っているお客様です。
世界最小規模ということもありますが、一つの事例としてご紹介します。
本日は、「ISOの有効活用」について、お伝えいたします。
一般に、ISOの取得効果には、「対外的効果」と「内部的効果」があると言われています。
- <対外的効果>
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- 取引先の満足と信用力の向上
- 企業イメ-ジの向上
- 公共工事入札資格、取引資格
- 環境配慮という社会的貢献
- <内部的効果>
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- 経営体質の強化
- 業務の効率化
- 従業員のレベルアップ
- 品質安定、環境改善
ISOの有効活用とは「経営に役立つISO」であり、「経営に役立つISO」とはISOの「内部効果」です。
ISOを導入することにより、内部効果として
- 社内ル-ルの定着と業務の効率化
- 従業員意識の改革
等が実現できます。
「業務効率の改善」と「従業員意識の改革」が実現できれば、会社の経営基盤が間違いなく強くなります。
是非、経営効果を発揮できるISOを構築してください。
しかし残念ながら、ISOを取得して「本当の有効活用」ができている企業は少ないのではないでしょうか(私の偏見かもしれませんが・・・)。
“ISOを取得すれば、すべての企業が経営効果を発揮する”とは言いきれません。
実は、ISOには「効果を発揮するISO」と「効果を発揮しないISO」の二つがあるのです。