ISOとは、ISO9001、ISO14001、取得によるメリット、審査費用や実際の取得スケジュール、そしてコンサル会社の選定方法など
今回は、ずばり「ISO取得まで、どの位の期間が必要か」ということについてお話します。

前回の「取得までの流れ」において、
【1】文書化
【2】社内運用と監査
【3】審査申請
【4】審査の受審
というお話をしました。

準備期間という観点で、補足します。ただ申し訳ないのですが、この期間はコンサルタントの指導を仰いだという前提です。コンサルタントを使わずに自力で行った場合は相当な期間がかかると言われていますが、ここではあくまでコンサルタントを利用した場合をお話します。ご了承下さい。

コンサルタントの指導を仰いだという前提で、

【1】マニュアル化、文書化のステップ
ISO規格の理解、そしてマニュアルの策定、さらには手順書作成、記録・帳票の準備等、やるべき作業量が結構多いステップです。

最も効率的なコンサルティングを行う等の努力はいたしますが、通常このステップで3~4ケ月程度必要です。

このステップで大事なことは、運用できる社内ルールを作ることです。ルールと言うのは会社の仕組みですから、現実と乖離した無理なルールを作ってしまったら、運用できません。運用できないと言うことは、ISO取得の失敗につながります。
世間では、”ISOで仕事が増えた”という声を発している企業が散見されています。こうした企業はここでの失敗が原因です。

また、”コンサルタントがすべてやりますので、お客様の準備作業は何も発生しません”などをセールスポイントにして営業活動をしているコンサル会社もあります。”企業が何も行わずにコンサルタントがすべてやる”という意味は、”コンサルタントの言うように社内ISOを運用してください”ということです。つまり、”この通りやってください。そうすれば必ず合格できます”という押し付けシステムに過ぎません。こうしたコンサル会社を採用した場合は、失敗に向けてまっしぐらに走っているとも言えるでしょう・・・この部分は余談でした・・・

いずれにしても3~4ケ月程度はこのステップで必要です。

【2】社内運用と監査
監査とは、策定した社内ルールの定着度を測る作業ですから、最低限1ケ月の運用は必要です。1ケ月位運用しないと、定着度の測定はできません。

こうした運用を3~4ケ月継続します。

【3】審査申請
審査申請はいつでも可能です。余裕をもつために、審査希望月の6ケ月前前後にお申込をした方が良いと思います。構築や運用が予定通りに進んでいない場合は、いつでも審査希望日は変更ができますので、早めの申し込みが良いでしょう。

つまり、ISOのシステム構築で3~4ケ月、運用で3~4月、計6~8ケ月が標準的な取得準備期間です。

【4】審査の受審
審査は、第1段階審査(文書審査)と第2段階審査(現地審査)の2本立てということを以前にお話したと思います。

3~4ケ月でシステム構築(文書作成)が終了しますから、それ以降に受審することになります。

具体的例で申し上げますと、
<6ケ月取得の場合>
5ケ月目で第1段階審査、6ケ月目で第2段階審査
<8ケ月取得の場合>
6~7ケ月目で第1段階審査、8ケ月目で第2段階審査
というスケジュールになるでしょう。

いずれにても、ISOの取得は6~8ケ月程度の準備期間が必要です。

一般的なコンサル会社では、標準的な期間として8ケ月を推奨しているところが多い様です。企業様のご要望に応じて期間短縮にはお応えするとは思いますが、その分だけは企業様の準備が大変になることはご理解下さい。特に、ISOの運用定着で苦労するようです。

今回は、「ISO取得まで、どの位の期間が必要か」というテーマでお話しました。



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